除雪作業時の災害

除雪作業時の災害は車での災害についで多く発生しています。しかも死亡事故に関しては、車より除雪作業中に多く発生しています。どのような事故があり、どのようにして防いだらよいか説明します。

雪下ろし

最も死亡事故が多いのは、この雪下ろしです。高い所で作業するのだから危険なのはあたりまえ、しかも死亡事故は二階の屋根より一階の屋根からの落下によるものが多いのです。なぜでしょうか?考えられることはただ一つ、人は誰しも陥りやすいことで、早く除雪作業を終わらせたい一心で一階ぐらい・・・と、思い横着してヘルメット・命綱を使わずに作業しがちです。落ちるときはバランスをくずすので、どのように落ちるかわかりません。頭から落ち、打ちどころが悪いと死亡にいたります。油断禁物、横着しないことです。

雪下ろしで事故しないためには

まずヘルメットをあご紐をしっかり固定してかぶってください。靴はスノースパイクか雪の上でも滑らない底のものを履いてください。登るためのハシゴは建物に平行に立て、下もしっかり固定してください。上は屋根より60cm以上出てるのを確認してください。そして一階の屋根の上でも必ず落下防止用の命綱をつけてください。その命綱は麻ロープかザイルを使用してください。標準ロープだと滑るので使用しないでください。アンカーは専用のものを使ってください。

地上での除雪作業時の事故

地上では最も多いのは除雪機による事故です。その内容はオーガ(刃)に巻き込まれたり、除雪機の下敷きになったりと、悲惨な死亡事故例があります。でも、家庭用除雪機はコンパクトでオーガのような危険な刃もなく安全に除雪作業が行うことができます。
家庭内で最も多いのは、水路に雪を落とそうとした際、誤って足を滑らせて水路に落ちてしまうことです。靴は雪の上で滑らないものを穿いてください。

まとめ

除雪作業はできるだけ動きやすい服装と雪の上でも滑らない底の靴を履いて行ってください。
雪下ろしは登るためのハシゴは建物に平行に立て、下はしっかり固定し、上は屋根より60cm以上出ているのを確認してください。そしてヘルメットはあご紐をしっかり固定してかぶり、命綱は麻かザイルのものを使用してください。

そして一番大事なことは除雪作業はひとりでは決してやらないことです。もしひとりでやらないといけないときは、隣近所に一声かけてから行うようにしてください。それと何かあったときにすぐに救助を呼べるように携帯電話は常に常備することです。

車での災害
レジャーでの災害