日本海側に雪が多く降る理由について、世界で10万人以上住んでる都市で年間降雪量トップ3に、なんと日本の都市が入ってます。1位 青森市、2位 札幌市、3位 富山市となってます。1位の青森と2位の札幌は北方向に位置しているのでわかるけど、3位の富山は意外です。富山に限らず毎年冬になると日本海側に多く雪が降ります。なぜなんでしょうか?日本海側に雪が多く降る理由について説明します。
冬になるとシベリア・中国大陸から乾いた北西の季節風が日本に向けて吹いてきます。北西の風というのは、北西の方向から吹いてくる風のことです。つまり北西から南東方向へ吹いてきます。その乾いた季節風が暖かい日本海上空にくると、水蒸気になり上空に上がり雪を降らせる雲を作ります。その雲が北西の風により南東方向へ向かうんですが、山を越えようとしたとき、超えきれず太平洋側は空っ風だけが残り逆に晴れやすくなります。
つまり南東方向により高い山が立っていると、山を境に日本海側が多く雪が降ることになります。これが日本海側に雪が多く降る理由です。富山市の南東には日本一高い富士山があります。これが富山市が日本海側で最も多く雪が降る理由です。
日本の国土の半分以上が豪雪地帯に指定され、約2,000万人以上の人が住んでます。なので毎年冬になると雪による事故や災害が発生します。日本海側に住んでる人にとって雪は恐怖でしかありません。なので雪に対しての対策、備え、助け合いが最も大事なことかもしれません。
エルニーニョ現象・ラニーニャ現象による日本の気候
雪が降るしくみ